Raven Nocturne
1. ZONE1 The Cortex
2. ZONE2 Assembler’s Garage
3. ZONE3 Mirage
4. ZONE4 Ibis Nest
5. ZONE5 Raven Nocturne
6. ZONE1 The Cortex (Hizuo Remix)
7. ZONE2 Assembler’s Garage (Seimei Remix)
8. ZONE2 Assembler’s Garage (SYCLES Remix)
9. ZONE3 Mirage (NirBorna Remix)
Released: 2024/07/05
本作は「潜行」がテーマとなった作品集となっており、ゲームのステージを進んでいくように、楽曲が進むにつれて、深度が増していき、「地上から地下、明から暗、表層から中心」といった孤独でシリアスな展開が待ち受ける構造となっている。「引き返すことが不可能な、それでも進まなければ行けない道」を音楽によって表現した。
また本作に使用されているハード機材として、使用頻度が高かった機材は「KORG/wavestate」であり、「ZONE1 The Cortex」の冒頭のパッドサウンドのように、wavestateが作り出す複雑なテクスチャーが比較的シンプルな構成の楽曲たちに深みと聴きごたえを与えるように工夫して採用した。サウンド面では、Samuel Smoky Purpleが得意とするノスタルジックでメランコリックなシンセフレーズを前面に出しつつも、硬いキックと締まりのあるローエンドにこだわり、クラブミュージックとしての魅力も表現できるよう目指している。ブレイクスやテクノ、UKガラージ 等に影響を受けつつも、様々な要素を取り入れ、ミクスチャーな仕上がりになるよう意識して制作を行った。
表題曲である「ZONE5 Raven Nocturne (ゾーン ファイブ レイヴン ノクターン)」では、メランコリックでか細いシンセフレーズを、暴発寸前の巨大なリースベースで押しつぶすbreaks。本EPの表題曲にしてクライマックスの「ラスボスステージ」的立ち位置。粘り気のあるリースベースと繊細な上物の対比がポイントとなっている。「ZONE1 The Cortex (ゾーン ワン コルテックス)」では、アトモスフェリックなパッドサウンドと鈍重なベースを混ぜ合わせたブレイクスとなっており、本作の最も「表層」にあたる楽曲で、「オープニング画面」的立ち位置。分厚いパッドの中に見え隠れするシンセのリードフレーズが特徴的な1曲。「ZONE2 Assembler’s Garage (ゾーン ツー アッセンブリーズ ガラージ)」では、高エネルギーなアシッドベースを軸にしたUKガラージ ライクなエレクトロニカを目指した。本作では「初期ステージ、チュートリアル」的立ち位置。細かく散りばめたパーカッションと大雑把に組まれたベースのダイナミクスが特徴。「ZONE3 Mirage (ゾーン スリー ミラージュ)」では、動きのあるシンセフレーズとベースが特徴のブレイクとなっており、本作では「中ボスステージ」的立ち位置。シンセのプラックサウンドを接着点として、前半後半で大きく曲調が変わる展開が特徴。「ZONE4 Ibis Nest (ゾーン フォー アイビス ネスト)」では、シリアスな曲調とアナログ感のあるベースサウンドが特徴のUKガラージ ライクなブレイクスとなっており、本作では「ラスボス前ステージ」的立ち位置。太い音色を活かしつつも細やかに動くベースが特徴。
またTREKKIE TRAXを主催する「Seimei (セイメイ)」や、BROKEN HAZE名義などでの活動でも知られるプロデューサー/DJ・Keisuke Itoと、DALLJUB STEP CLUBのメンバーであり、ソロ・プロジェクトWOZNIAKとしても活動するHoshi Yutaによる「SYCLES (サイクレス)」、気鋭のプロデューサーとして活躍する「NirBorna (ニルボーナ)」と「Hizuo (ヒズオ)」によるリミックスも収録されている。
アートワークは「ETALON 」が手がけたおり、画用紙と水彩によるアナログ技法とソフトウェアによるデジタル技法をコラージュさせて制作されており、本EPの階層的構造や、ハードウェア機材のサウンドとDAW的技法の両立に重きを置く作者のスタンスとの高い親和性を発揮しており、独自の解釈に溢れてはいるが、Samuel Smoky Purpleの音楽原風景の一つでもある「90~00年代のSFロボットゲーム」の仄かな香りも、楽曲のサウンドやタイトルから感じ取ってもらえたら嬉しい。
1. ZONE1 The Cortex
2. ZONE2 Assembler’s Garage
3. ZONE3 Mirage
4. ZONE4 Ibis Nest
5. ZONE5 Raven Nocturne
6. ZONE1 The Cortex (Hizuo Remix)
7. ZONE2 Assembler’s Garage (Seimei Remix)
8. ZONE2 Assembler’s Garage (SYCLES Remix)
9. ZONE3 Mirage (NirBorna Remix)
Released: 2024/07/05
本作は「潜行」がテーマとなった作品集となっており、ゲームのステージを進んでいくように、楽曲が進むにつれて、深度が増していき、「地上から地下、明から暗、表層から中心」といった孤独でシリアスな展開が待ち受ける構造となっている。「引き返すことが不可能な、それでも進まなければ行けない道」を音楽によって表現した。
また本作に使用されているハード機材として、使用頻度が高かった機材は「KORG/wavestate」であり、「ZONE1 The Cortex」の冒頭のパッドサウンドのように、wavestateが作り出す複雑なテクスチャーが比較的シンプルな構成の楽曲たちに深みと聴きごたえを与えるように工夫して採用した。サウンド面では、Samuel Smoky Purpleが得意とするノスタルジックでメランコリックなシンセフレーズを前面に出しつつも、硬いキックと締まりのあるローエンドにこだわり、クラブミュージックとしての魅力も表現できるよう目指している。ブレイクスやテクノ、UKガラージ 等に影響を受けつつも、様々な要素を取り入れ、ミクスチャーな仕上がりになるよう意識して制作を行った。
表題曲である「ZONE5 Raven Nocturne (ゾーン ファイブ レイヴン ノクターン)」では、メランコリックでか細いシンセフレーズを、暴発寸前の巨大なリースベースで押しつぶすbreaks。本EPの表題曲にしてクライマックスの「ラスボスステージ」的立ち位置。粘り気のあるリースベースと繊細な上物の対比がポイントとなっている。「ZONE1 The Cortex (ゾーン ワン コルテックス)」では、アトモスフェリックなパッドサウンドと鈍重なベースを混ぜ合わせたブレイクスとなっており、本作の最も「表層」にあたる楽曲で、「オープニング画面」的立ち位置。分厚いパッドの中に見え隠れするシンセのリードフレーズが特徴的な1曲。「ZONE2 Assembler’s Garage (ゾーン ツー アッセンブリーズ ガラージ)」では、高エネルギーなアシッドベースを軸にしたUKガラージ ライクなエレクトロニカを目指した。本作では「初期ステージ、チュートリアル」的立ち位置。細かく散りばめたパーカッションと大雑把に組まれたベースのダイナミクスが特徴。「ZONE3 Mirage (ゾーン スリー ミラージュ)」では、動きのあるシンセフレーズとベースが特徴のブレイクとなっており、本作では「中ボスステージ」的立ち位置。シンセのプラックサウンドを接着点として、前半後半で大きく曲調が変わる展開が特徴。「ZONE4 Ibis Nest (ゾーン フォー アイビス ネスト)」では、シリアスな曲調とアナログ感のあるベースサウンドが特徴のUKガラージ ライクなブレイクスとなっており、本作では「ラスボス前ステージ」的立ち位置。太い音色を活かしつつも細やかに動くベースが特徴。
またTREKKIE TRAXを主催する「Seimei (セイメイ)」や、BROKEN HAZE名義などでの活動でも知られるプロデューサー/DJ・Keisuke Itoと、DALLJUB STEP CLUBのメンバーであり、ソロ・プロジェクトWOZNIAKとしても活動するHoshi Yutaによる「SYCLES (サイクレス)」、気鋭のプロデューサーとして活躍する「NirBorna (ニルボーナ)」と「Hizuo (ヒズオ)」によるリミックスも収録されている。
アートワークは「ETALON 」が手がけたおり、画用紙と水彩によるアナログ技法とソフトウェアによるデジタル技法をコラージュさせて制作されており、本EPの階層的構造や、ハードウェア機材のサウンドとDAW的技法の両立に重きを置く作者のスタンスとの高い親和性を発揮しており、独自の解釈に溢れてはいるが、Samuel Smoky Purpleの音楽原風景の一つでもある「90~00年代のSFロボットゲーム」の仄かな香りも、楽曲のサウンドやタイトルから感じ取ってもらえたら嬉しい。